160cm57kg→47kgのダイエットに成功したママダイエットインストラクターで健康美プロデューサーの渡邉有紀です。
かつての私は「何をやっても痩せない」と感じながら、次々と新しいダイエット商品を試しては、失敗を繰り返す万年ダイエッターでした。
10kgの減量に成功し、7年以上リバウンドせず体型を維持できている今だからこそ、「あのとき買わなければよかった…」と後悔しているダイエット商品があります。
この記事では、実体験に基づいた失敗談を交えながら、信頼性のある情報を交えて、「なぜそれらが効果的でなかったのか」「なぜ今は選ばないのか」を根拠を持って解説します。
同じ失敗を繰り返さないための、反面教師として参考にしてください。
買わなきゃよかった!後悔したダイエット商品3選
広告やSNSを見て、「これなら痩せられそう!」と思って買ったものが、実は遠回りだった…そんな経験はありませんか?
世の中には魅力的なキャッチコピーや口コミがあふれていますが、根拠ある情報と冷静な判断が必要です。
ここでご紹介するのは、私が「今なら買わない」と断言できる3つのダイエットアイテムです。
1. 着圧系グッズ:むくみ対策の過信は逆効果に
着圧スパッツやガードルを、24時間レベルで愛用していた時期がありました。
たしかに、着圧グッズは一時的に血流を促進し、むくみの軽減に繋がります。
しかし、日本静脈学会などの専門家も指摘するように、「着圧によるむくみ改善効果はあくまでも一時的」であり、根本的な代謝改善や筋ポンプ機能(ふくらはぎの筋肉が血液を心臓に戻す作用)を鍛えることには繋がりません。
慢性的に着用し続けた結果、自分でむくみを流す力(筋肉の収縮やリンパの流れ)を弱めてしまう可能性もあります。
今なら、そのお金をこう使います:
- カリウムの多い食材(バナナ、アボカド、きゅうり等)を取り入れる
- 足裏をほぐすグッズやストレッチポールに投資する
▶ 関連動画:
https://youtu.be/h2oVufPBv-U?si=-jEbTRuwoq16oRFC
2. 「出るお茶」:腸の自活力を奪うリスクも
「脂肪がドバドバ」「翌朝スッキリ!」などのキャッチコピーが目を引く出るお茶。
便秘に悩んでいた私は、救世主のように思って飲み続けていましたが、実はセンナやキャンドルブッシュなど、刺激性下剤に近い植物成分が含まれているものが多いのです。
厚生労働省や消費者庁でも、「過剰摂取や長期使用により、腸の機能低下や腹痛、下痢などの健康被害のリスクがある」と注意喚起されています。
私も次第に「飲まないと出ない」体になってしまい、これは根本解決ではないと感じ、やめました。
代わりに取り組んだのが:
- 水溶性+不溶性食物繊維を意識(わかめ+ごぼうなど)
- こまめな水分補給(1.5〜2L/日)
- 朝の腸マッサージや体操で腸の活性化
3. カロリーゼロ商品:甘さの依存を深めるワナ
ゼロカロリーのジュースやお菓子、パンケーキシロップ…「カロリーゼロ=罪悪感なし」で私もよく買っていました。
でも、ほとんどのゼロカロリー商品には人工甘味料(アスパルテーム、スクラロース等)が含まれています。
これらは“甘さ”を感じさせる一方で血糖値は上がらないため、脳が満足せず「もっと甘いものを食べたい」と欲求を強めてしまうという研究もあります(カリフォルニア大学などによる研究)。
結果、甘い物への依存が強まり、ダラダラと間食を続ける悪習慣に陥りました。
現在の習慣は:
- 本当に食べたい物は週1の「ご褒美」として楽しむ
- 普段はナッツや高カカオチョコで満足感を確保
ダイエットに近道なし。「正しい選択」がいちばんの早道
「短期間で楽して痩せたい」──これは過去の私の本音でした。
でも、今の自分の体型は長年の習慣の積み重ねの結果。
ダイエットに魔法のような近道はありません。
大切なのは:
- 基本に忠実な食事と運動
- ストレスをためない仕組み作り
- “続けられる”方法を選ぶこと
未来の自分を大切にできる選択を、今日から始めてみませんか?
あなたのダイエットが、健康と前向きさに満ちた毎日へとつながりますように。
記事執筆:渡邉有紀(健康美プロデューサー/ダイエットインストラクター)
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